村山富市元首相による明治大学公開講演、並びに徳川恒孝氏による
第48回全国校友大会のための記念講演の２つの講演会が開催された

 村山富市・元内閣総理大臣を講師に招いた「明治大学公開講演会」が９月９日、静岡市駿河区のグランシップで開催された。公開講演会は、開かれた大学を目指す明治大学が毎年全国各地で展開している。静岡での開催は2回目で、明大校友会静岡県支部が共催した。

明治大学校友会の名誉会長でもある村山元総理は「日本の再生に向けて――これからの政治のあり方」のテーマで講演。自民・社会・さきがけ三党連立政権で１年半にわたって務めた首相時代のエピソードをユーモアたっぷりに披歴した。2009年の政権交代については「それまで変えることが出来なかった自民党の長期政権を、有権者が投票によって交代させた画期的な出来事」と評価し、「このような有権者の行動が、これからの政治を良い方向に変えていくだろう」と期待した。

この日はまた同じ会場で「第48回明治大学全国校友静岡大会」が盛大に挙行され、全国から静岡に集まった1,200名の同窓生が親睦を深めた。式典のあと記念講演が行われ、徳川宗家18代当主・徳川恒孝（つねなり）氏が「江戸時代に学ぶ日本再生」と題して講演した。静岡とゆかりの深い家康公と260年続いた戦争のない江戸時代の歴史と文化を紹介しながら、日本再生の道筋を示唆した。 (記：神田）工事中

案内係
村山元総理大臣講演会　案内看板
講演終了後東側のブラインドの外には霊峰不二の姿が感動的でした→次の写真
徳川宗家第18代当主　徳川恒孝氏　演題：「江戸時代に学ぶべし日本再生の知恵」
講演要旨